コリコリとした食感と濃厚な肝が美味しい、本バイ貝の煮付けの作り方を解説します!
とても美味しい食材なので、春先から初夏にかけて旬の時期になると料亭の先付けや居酒屋などで出てくることもよくあります。
ヌメリの強い巻貝の一種でもあるので、下処理をしっかりとして臭みをとることでお店に出てくるような煮付けに仕上がりますよ。
活きの良い本バイ貝はうねうねと身を動かすので一目で分かりますよ。
本バイ貝の煮付け作り方&レシピ
☆材料☆【約3人前】
・本バイ貝・・・約25個
・下処理用の粗塩・・・適量
☆煮汁A☆
・出汁(昆布と鰹ぶし)・・・400cc
・酒・・・50cc
・濃口醤油・・・50cc
・みりん・・・50cc
最初に本バイ貝の下処理をします。
ボウルに本バイ貝を入れ、そこに粗塩を大匙2杯ほど加え手で貝同士を擦り合わせるようにかき混ぜましょう。
その後、流水で洗い流します。
このあとに茹でこぼしをするので、この工程は殻の表面の汚れをざっくりと取るイメージで大丈夫です。
鍋に本バイ貝と水をひたひたに浸かるように入れ、強火にかけていきます。
沸騰してから1分湯がきます。
ヌメリや汚れのアクがたくさん出てきます。
湯がけたら流水に落としてあら熱を取ります。
この時に手でざっくりと混ぜるとフタが綺麗に取れていきます。
これで最低限の下処理は終わりとなりますが、もう一手間をかけて食べやすくしていきましょう。
本バイ貝を楊枝などでくるっと上記の画像のところまで抜いてください。
一部貝柱が殻と繋がっていて、そこが外れる感覚が指に伝わると思います。
抜いた時に身の表面を爪で軽くこするとヌメリが取れるので、気になる方は取りましょう。
あとは殻に身を戻して煮付けに入ります。
煮汁に使用する出汁は顆粒タイプでもいいですが、あれば昆布とかつお節で取った出汁を使用すれば香りもよくより美味しく仕上がりますよ。
鍋に本バイ貝と煮汁Aをヒタヒタになるように入れます。
落し蓋をして沸騰するまで強火で煮ます。
沸騰したら中火にして約3分煮て火を止めます。
すぐにでも食べられますが、ここで本バイ貝の煮付けのポイント。
食べたい気持ちを抑えてあら熱が取れたら冷蔵庫に入れて半日~1日置いて味を馴染ませます。
あとはお皿に盛り付けて、楊枝で身を取り出して肝ごと食べましょう。
身はコリコリ、肝はぷりっと濃厚で磯の風味がお口いっぱいに広がってお酒との相性もバツグン!
お酒と貝好きには堪らない一品となると思うので是非試してみて下さいね♪