春頃から夏にかけて旬を迎える美味しい山菜のひとつ、わらびの重曹を使った簡単なあく抜き方法を解説していきます。
自生しているものを採った、知人から採れたてをもらったけど、どう処理すればいいか分からない方もおられるかと思います。
わらびは山菜の中でも特につよいアクとえぐみがありますので、美味しく頂くためにもしっかりとあく抜きを行いましょう。
また時間が経つにつれアクが強くなっていく為、早くにあく抜きをすることもポイントとなります。
まず簡単な流れを説明しますね。
- 汚れを取る為に水洗い
- 茎を揃えて切り落とす
- お湯を沸かし火を止めて重曹(水1Lに対して小匙1)を加えてそこにわらびを入れてクッキングシートをかぶせ一晩(10時間ほど)放置。
- アクの出た水を捨て流水に1時間ほどさらし、タッパーに移し替え綺麗な水に1日つけておく。(途中3回ほど水を入れ替える)
以上となりますが、実はポイントをしっかりと抑えておかないとわらびがドロドロに溶けたり、あく抜きが出来ていない、苦みが残るといった失敗する可能性もありますので、工程ごとに解説していきますね。
重曹を使ったわらびの簡単なあく抜き方法
1)わらびを綺麗に水洗いしていきます。特に自生しているものを採ってきた場合は穂先に汚れや小さい虫がついている場合がありますので水の中でゆすぐように洗ってください。
2)わらびの根本(固い部分)を切り落とし揃えます。
輪ゴムで根本を縛っておくとバラけないので便利ですよ。
もし輪ゴムで縛る場合は真ん中まで火が通りやすいように、縛った部分が平らになるように手で押さえて下さい。
3)2)のわらびが浸かる大きさのお鍋とお湯を沸かします。沸騰したら火を止めて重曹を加え、(水1Lに対して重曹小さじ1)わらびを入れて菜箸でわらび全体が浸かるようにします。その後クッキングペーパーで落し蓋をして一晩(約10時間)放置します。
- 重曹は必ず量を守ってください。少なすぎても多すぎても失敗する原因となります。
- クッキングシートをする理由はお湯の温度がゆっくりと下がっていく間にわらびのアクが抜けていく為。
- ゆっくり温度を下げていきたいので、クッキングシートをしたら触らず一晩(10時間)しっかりと放置してください。
4)一晩置いたら浸けていた水を全て流し、流水で1時間ほどさらし、その後タッパーに移し替え綺麗な水を入れて1日置きます。1日に3回ほど水を入れ替えて時間を置いても水が透明のままならあく抜き完了です。
すぐに食べたくなりますが、グッとこらえて1日しっかりと綺麗な水でアクを抜くのがポイントです。
いかがでしたか?
あとは煮浸しやナムル、水気を切って茎の部分を山葵醤油につけて食べても最高に美味しいですよ。
こちらに下処理後のレシピをのせておきますので良かったら参考にしてみてくださいね♪
最後までお読みいただきありがとうございました♪