今回はきゅうりの板ずりについて、解説していこうと思います。
よくきゅうりをつかう料理では下処理のタイミングで板ずりの工程が入っていると思いますが、「水洗いだけではダメなの?」「どうやってやるの?」と疑問に感じる方に向けて、この記事を作成しました。
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きゅうりの板ずりは必要なの?理由は?
まず最初に板ずりの必要性ですが、結論から言うと板ずりはした方がいいけど、もし塩がない場合はわざわざ塩を買いに行くほどの必要はない程度の認識で大丈夫です。
画像を見て頂きたいのですが、上の胡瓜は板ずり前、下の胡瓜は板ずり後になります。板ずり後の方が緑色が濃くなっています。
- 表面のイボがとれ、細かい傷がつき味が染みこみやすくなる。
- 塩で擦ることにより食感が損なわれない適度に水分が抜け、青臭みを軽減させる。
- きゅうりの色が鮮やか(緑色が濃く)になり切った時に鮮やかに見える。
きゅうりの板ずりのやり方
板ずりには塩を使いますが、サラサラの精製塩よりも粒の荒い粗塩を使用することをオススメします。
理由は粒の荒い粗塩の方が胡瓜のイボが取れやすく、表面にも細かいキズがつきやすく下処理がしやすい為。
あとは胡瓜に塩を擦りつけるのですが、大きく2通りのやり方を紹介しますね。
因みに塩の量はきゅうり1本に対して大体小匙1/2から1杯程度です。
まな板の上で擦るやり方
まな板の上に塩を振り、その上に水洗いをしたきゅうりを置き両手でゴロゴロと転がし、表面のイボが綺麗に取れれば流水で綺麗に洗い流します。
まな板でやると3本など一気に転がしてできるので楽ですが、まな板が汚れるので少量の場合は手で擦るやり方を推奨します。
手で擦るやり方
きゅうりを一本ずつ手で持ち、水洗いしたきゅうりに塩をまぶして上下に擦りつけ、イボが取れれば流水で流して完了です。
手の中で下処理が終わるので、まな板を汚さずに済みますね。
きゅうりの板ずりまとめ
いかがでしたか?
今回は下処理のひとつである、きゅうりの板ずりについて解説させて頂きました。
一手間を加えることで、青臭みが軽減されて見た目にも美味しくなります。
特に、やみつききゅうりやお漬物などきゅうり自体が主役の料理に使用する場合に板ずりはオススメですね!