春(3月~5月頃)になると旬を迎える細長い形をしたマテ貝。
『砂抜きは必要なの?』『下処理は必要?』と疑問に思う方向けにこの記事を作成しました。
結論から言いますと、砂抜き・下処理はした方がいいです。
特に潮干狩りで採った場合は下処理をしないと、せっかくの美味しいマテ貝が磯臭かったり、食べた時に『ジャリッ』と砂が噛んで不快になってしまう可能性があります。
鮮魚店で売られているマテ貝は砂抜きがしてある可能性もあるので、お店の方に砂抜きが必要かどうか確認してみてください。
ちなみにマテ貝の味ですが、僕の個人的な感想だと味は磯の風味がつよく、あさり等の二枚貝の肝の味を濃くした感じ。
忙しい方向けに、マテ貝の砂抜き・下処理のやり方を3つの工程で解説しておきます。
後ほど実際に画像付きで解説するので、良かったら参考にしてください。
- マテ貝をボウルかバットに入れ、塩水【塩分濃度は3%、水200mlに対して塩5g(小匙1杯)】をヒタヒタに入れて一晩(常温で6時間~)置く。
- 砂抜き中に一度、塩水を入れ替える。(吐いた汚れや砂を吸い込まないように)
- 砂抜き後、流水でやさしくマテ貝同士を擦り洗いして殻の表面についている砂を流す
それでは実際に僕が潮干狩りで採ったマテ貝を砂抜きする工程を画像付きで解説していきますね。
マテ貝の砂抜きのやり方
1)マテ貝の表面をさっと流水で流してからをボウルかバットに入れ、塩水【塩分濃度は3%、水200mlに対して塩5g(小匙1杯)】をヒタヒタに入れて一晩(常温で6時間~)置く。
アルミホイルや新聞紙などでフタをすると暗くなり、マテ貝が安心して汚れや砂を吐きだしやすくなりますよ。
途中で一度、塩水を入れ替える。(一度吐いた汚れや砂を吸い込まないようにする為)
冷蔵庫は温度が低すぎるため、マテ貝が殻に閉じこもり砂を吐かなくなるので常温で置いておきます。
マテ貝を寄せると砂や汚れが出ているのが分かると思います。
余分な磯臭さと食べた時のジャリっと砂を噛む原因となるものです。
補足ですが、マテ貝にはトカゲの尻尾のように水管を切って逃げる習性があります。
なので触ったり驚かせたり、砂抜きで一晩経ったら切れた水管だらけになることもよくありますが驚かないでくださいね。
2)砂抜き後、流水でマテ貝の殻同士をやさしく擦るように洗っていきます。
殻と殻の繋ぎ目に細かい砂が入っていることがあるので、指の腹などで確認しながら洗って下さいね。
あとはザル等で水気を切って料理に使いましょう。
マテ貝は磯の風味がつよく、味も濃いので、バター醤油焼き等の味をしっかりとつける料理が個人的にはオススメです。
炊き込みご飯やボンゴレにしても美味しいですね。
いずれにしても、とっても美味しい貝なのでしっかりと砂抜き・下処理をしてマテ貝料理を楽しんで頂ければ幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!